Dell スリム デスクトップは、省スペースで設置できるデスクトップパソコンです。
スリムな形状で、デスクに設置しやすいです。事務作業の用途に、使いやすいスペック。インテル Core Ultraプロセッサーを選ぶこともでき、冷却性と静音性に優れた効率的なパフォーマンスを発揮することもできます。
また、2025年10月14日(火)で、Windows 10のサポートが終了します。Windows 11を搭載したDell スリム デスクトップは、買い替え用のパソコンにもおすすめです。
このページでは、Dell(デル) スリム デスクトップの実機をレビューします。なお本ページで紹介する型番は、Dell Slim ECS1250です。
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Dell スリム デスクトップをレビュー
Dell スリム デスクトップの性能や使ってみた感想をレビューします。
スリムな形状で設置しやすい
Dellでは、オンボード、またグラフィックスカードを搭載した「タワー型」、PCとモニターが一つになった「モニター一体型」といった
デスクトップパソコンをラインナップしています。
本ページで紹介するDell スリム デスクトップは、スリムな形状が特徴です。サイズは、高さ303.50mm、幅95.00mm、奥行き293.00mmです。
大きさをスマホと比較してみました。スリムな形状で、デスク上に省スペースで設置できます。自宅でもオフィスでも、使いやすいシンプルなデザインです。
最小重量は、3.49kg(構成により異なる)です。コンパクトで軽く、女性一人でも簡単に持ち上げられます。引越しや部屋の模様替えでも、楽に移動して設置することができます。
底面には、滑り止めが付いていて、グラグラしません。スリムな形状でも、倒れるリスクが少ないです。
多彩なポートを搭載
Dell スリム デスクトップには、前と後ろに、多彩なポートを搭載しています。
・電源ボタン
・メディア カード リーダー
・ヘッドセット ジャック
・2 x USB 2.0 Type-A
・1 x USB 3.2 Type-A
・1 x USB 3.2 Type-C
・DisplayPortTM 1.4
・HDMI 2.1
・シリアル ポート(オプション)
・2 x USB 3.2 Type-A
・2 x USB 2.0 Type-A
・拡張スロット
・電源ユニット(PSU)
・電源インジケーター
・Kensingtonロック スロット
・RJ45 Ethernetポート(1Gbps)
・南京錠ループ
スリムな形状ながら、十分な数のポートを備えています。
前面には、USB Type-A、USB Type-C、ヘッドセット ジャック、メディア カード リーダーを搭載しています。例えば、デジカメのSDカード、Web会議用のヘッドセット、スマホの充電、資料データが入ったUSBメモリなど、よく使う周辺機器を抜き差しするときに便利です。
背面には、USB Type-A、USB Type-C、HDMI、DisplayPortなどを搭載しています。有線マウスや有線キーボードなど、常時、接続したい周辺機器を接続しておけます。
また、HDMIやDisplayPortを使うことで、フルHDモニターまたは4Kモニターと接続できます。
・HDMI 2.1ポートとDisplayPort 1.4を使用して、2台の4Kモニターを接続。
モニターを並べて、デュアルディスプレイにすることも可能です。画面領域を広くすることで、効率的に作業ができます。
Dell スリム デスクトップは、拡張性の高さもポイントです。
(1)2つのDIMMスロットで最大64GBのDDR5メモリーを追加可能。
(2)最大2TBのSSDにアップグレード可能。
(3)3つのPCIe拡張スロットにより、サウンドカードまたはネットワークカードを追加可能。
サイドパネルは、ツール不要で開閉、取り外し可能です。ノートパソコンと違って、簡単にスペックを拡張できるメリットがあります。購入後も、用途に応じて、自分好みのパソコンにできます。
なお、Dell スリム デスクトップには、Dell有線キーボード ラスティ ブラック KB216 (Copilot)-日本語、Dell 有線光学マウス – MS116 (ブラック)が付属されています。届いてすぐに作業することができます。
キーボードには、Microsoft Copilotキーが搭載されています。Microsoft Copilotは、AIを使用したアシスタント機能です。例えば、パソコンの使い方や情報検索、文章作成、翻訳など、質問に対して、答えを返してくれます。ビジネスを効率化においても、なくてはならないツールとなっています。
Bluetoothを使って、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスマウスなどを接続し、自分好みのパソコン環境を実現することもできます。
インターネット接続は、RJ45(有線LAN)またはWi-Fi 6で可能です。安定した通信を実現したい人は有線LAN接続、配線を少なくしたい人はWi-Fi接続がおすすめです。
電源は、ケーブルが付属しています。
省スペースとパフォーマンスのバランスが取れたスペック
Dell スリムデスクトップは、以下のおすすめ構成他、カスタマイズオーダーよりさらに希望の構成を選択可能です。
Windows 11 Home
インテル UHDグラフィックス730
8GB DDR5
512GB SSD
Windows 11 Home
インテル UHDグラフィックス730
16GB DDR5
512GB SSD
Windows 11 Pro
インテル UHDグラフィックス730
16GB DDR5
512GB SSD
Dell公式通販より、OS、CPU、メモリ、ストレージなどを選んでカスタマイズ注文できます。インテル Core Ultra 5-225 プロセッサー、インテル Core Ultra 7-265 プロセッサーも選択可能です。
OS、CPU、メモリに違いがあります。
なお、Dell スリム デスクトップは、カスタマイズオーダーすることで、内蔵AIを搭載したインテル Core Ultra デスクトップ・プロセッサー(インテル Core Ultra 5 225)を選択することも可能です。AI PCは、高性能なAI処理により、効率的なパフォーマンスを発揮します。ワンランク上の作業環境を実現したい方におすすめ。購入時に選択できます。
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今回レビューするDell スリム デスクトップのスペックは、Windows 11 Home、プロセッサー(インテル Core i5 14400)、インテル UHD グラフィックス、メモリ(16 GB、 1 x 16 GB, DDR5, 4800 MT/s)、ストレージ(512GB M.2 PCIe NVMe SSD)です。性能を検証しました。
本ページでの検証は、インテル Core i5 14400となります。CPUベンチマークソフト「Cinebench Release 20」で、計測結果です。
シングルコアテスト:638pst
コンパクトな8.5Lシャーシに、高性能なインテル Core i5 14400を搭載しています。
マイクロソフトオフィスでの資料作成、動画閲覧、ネット閲覧、Web会議、オンライン学習などには、十分なスペックです。省スペースとパフォーマンスのバランスが取れたモデルと言えます。
YouTubeの動画編集や画像補正もしたい方は、インテル Core Ultra 5 225のモデルを検討しましょう。
ただし、高速な描画処理が必要なゲームや負荷のかかる動画編集などは、NVIDIAのGPUやインテル Core Ultra 7以上を搭載したデスクトップパソコンがおすすめです。
Dellでは、プロフェッショナル向け「Dell Pro Maxデスクトップ」やAlienwareゲーミング デスクトップといった高性能パソコンもラインナップしています。
Dell スリム デスクトップは、家庭用やビジネスに最適化されたスペックです。値段も10万円前後の低価格となっていて、コスパがいいです。
上記は、ネット閲覧した動画です。スムーズなネット閲覧が可能です。
ベンチマークソフトのCrystalDiskMarkで、SSDのベンチマークでも検証しました。
書き込み速度:2369.42MB/s
※1秒あたり何MBを読み込み、書き込みできるかの数値です
上記の動画は、起動からネット接続までのスピードを検証しています。
上記の動画は、シャットダウンのスピードを検証しています。
HDDと比べて処理速度の速いSSDを搭載し、パソコンの起動もシャットダウンもスムーズでした。
静音性にも優れていて、起動音も静かです。
ビジネス向けのカスタマイズ
Dell スリム デスクトップをビジネスで利用したい方は、ビジネス向けのカスタマイズも検討しましょう。
セキュリティ強化やビジネス向け管理機能を備えたWindows 11 Proも選択可能です。
Windows 11 Pro向けのサポートとして、ProSupport Plus for PCsを提供しています。ProSupport Plus for PCsは、以下のサポートを受けられます。
・24時間365日利用可能な、地域内のProSupportエンジニアへの優先アクセス
・翌営業日のオンサイト修理対応
・プロアクティブなモニタリング(予測的なハードウェア アラートなど)
・自己修復機能の自動修復スクリプト
・Service Account Manager(最小500システム)
・偶発的な破損に対する保証
・HDD返却不要サービス
など
24時間365日のAI主導のテクニカル サポートやProSupportエキスパートによるサポートの優先アクセスが可能です。
パソコンが通常通り稼働していない場合でも、適切なサポートを受けられます。ビジネスにおける不足な事態でも、安心感があります。
Microsoft Officeが必要な方は、注文時にオプションで選択できます。
・Microsoft 365 30日試用版(デジタルライセンス版)
・Microsoft Office Personal 2021 + Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版(日本語/デジタルライセンス版)
・Microsoft Office Home & Business 2021 + Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版(日本語/デジタルライセンス版)
・Microsoft Office Professional 2021(日本語/デジタルライセンス版)
・Microsoft Office Home & Business 2024 + Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版(デジタルライセンス版)
Microsoft Office Home & Business 2024は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Microsoft Teamsなどを使えます。
到着後、すぐにMicrosoft Officeでの資料作成が可能です。
Dell スリム デスクトップの価格とお得情報
Dell スリム デスクトップは、スペックにより、価格が異なります。
約10万円前後の価格帯となっていて、コスパに優れたデスクトップパソコンです。
Dell スリム デスクトップを購入するなら、Dellの公式通販がおすすめです。
・セールで値引きになっていることがある
・Dell Rewards(ポイントプログラム)によるポイント還元
・予算と用途に応じて、カスタマイズ注文が可能
今週のお買い得モデルは、Dellセールをチェックしてみてください。
最新の価格や購入は、Dellの公式通販をご覧ください。
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Dellのセール情報は、以下ページも参考にしてみてください。

Windows 10サポート終了による買い替えにもおすすめ
Windows 10は、2025年10月14日(火)でサポートが終了します。
サポートが終了すると、無料のアップデート機能(テクニカルサポート、機能更新プログラム、セキュリティ更新または修正プログラムなど)が提供されなくなります。
そのため、ウイルスやマルウェアへの感染、最新の機能が使えなくなるリスクがあります。
Windows 10のパソコンを使用している人は、Windows 11へのアップグレードかWindows 11を搭載したパソコンへの買い替えが必要です。
Windows 10から、Windows 11へのアップグレードできるシステム要件を満たしていれば、アップグレードも可能です。ただし、Windows 11未対応のパソコンであれば、買い替えとなります。
Dell スリム デスクトップは「Windows 11 Home」または「Windows 11 Pro」を搭載しています。※製品購入時に搭載OSを確認してください。
基本的な機能を備えたOS。個人利用ならWindows 11 Homeで十分です。日常的な作業やネット閲覧などに適しています。
セキュリティ機能とビジネス向けの管理機能が搭載されたOS。仕事や企業利用ならWindows 11 Proが便利です。セキュリティ強化やリモート管理が必要な場合に最適です。
Windows 10は、2015年にリリースされました。約10年の月日が経過していることから、パソコンのスペックも進化しています。
Dell スリム デスクトップは「高性能なインテル Core i5-14400」や「内蔵AIを搭載したインテル Core Ultraプロセッサー」を搭載したモデルもラインナップしています。
10万円前後のコスパに優れたシンプルなデスクトップパソコン。Windows 10のサポート終了に伴う、買い替えにもおすすめです。
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Dellの新ラインナップを紹介
※画像はDell公式サイトより転載
Dellでは、これまで「XPS」や「Inspiron」といったブランドを展開していました。
しかし、2025年1月より、Dellシリーズに統一され、3つのセグメントに分けて、順次、新製品が発売されます。
学校、エンターテインメント、仕事に最適な多様性に富んだベーシックな製品
(旧称Inspiron、XPS)
「Dell」は、プライベート用やビジネス用、家庭用、学習用に使えるシリーズです。
シンプルで、ベーシックな構成となっていて、低価格でコスパに優れたモデルも多くなっています。パソコン初心者や学生にもおすすめです。
IT管理環境で使用するプロ仕様製品
(旧称Latitude、Vostro、OptiPlex)
「Dell Pro」は、堅牢な耐久性、強固なセキュリティ、容易な管理機能など、ビジネス用途でより生産性を向上させたい方に、おすすめです。
最大限のパフォーマンス製品
(旧称Dell Precision)
「Dell Pro Max」は、パフォーマンスに優れた高性能なパソコンシリーズです。
インテル Core UltraプロセッサーやNVIDIA グラフィックス、専用のNPUといった構成で、パワフルな性能が魅力です。
動画編集やアプリケーション開発など、パフォーマンスを大事にしたい方におすすめです。
ノートパソコン、デスクトップパソコン、モニターでの展開で、用途に応じて、最適なパソコン環境を整えられます。なお、ゲーミングPCのAlienwareブランドに関しては、そのままAlienwareとして継続されます。
さらに、3つのセグメントそれぞれに、スペックに応じて「Base」「Plus」「Premium」の3つのモデルをラインナップしています。
例えば、タワー型のデスクトップパソコンなら「Dell タワー デスクトップ(Base)」「DellタワーPlus」といった具合に、スペックにより、製品が用意されます。
予算や求めるスペックに応じて、選びやすいシリーズ展開となりました。
今後は、インテル Core Ultra プロセッサーを搭載したAI PCのラインナップにも期待したいです。AI PCは、AI専用プロセッサー(NPU)による処理性能の向上や省電力設計、バッテリーの持ち時間向上などに優れています。
新製品は、順次、発売され、ラインナップも増えていくと予想されます。
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